飛行機は人を泣かす


 高度100mあたりは霊などの通り道ではとの話をしました。今回は、もう少し高度があがり、1万メートル上空の話です。

 昔海外出張が多くて、よく飛行機に乗りました。高度が1万メーター近くになって、安定飛行に入りしばらくすると、よく泣きたくなる気持ちに襲われ、涙をこらえるのに苦労しました。

 この様な現象については、心理学的知見と神ノ道での考えの両方から説明が出来そうです。

◆なぜ飛行機で涙が出そうになるのか(心理学)

1. 気圧低下による情動制御の弱まり

  高度1万メートルでは、客室内の気圧は地上より低く、脳の前頭前皮質(感情のブレーキ役)がわずかに働きにくくなることが知られています。

  その結果:
   些細な刺激で涙が出やすくなる
   映画で泣きやすい
   過去の記憶が急に浮かぶ
   感情の“堤防”が少し緩む
  これは研究でも確認されており、航空会社の乗務員も「飛行機では人が泣きやすい」とよく言います。

2. 孤立環境による内面化の促進

  飛行機の中は、社会的刺激が極端に少ない空間です。
   逃げ場がない
   外界の情報が遮断される
   仕事や家庭から切り離される
  この「強制的な静寂」は、普段は抑圧している感情が浮上しやすい状況をつくります。

3. 移動中の心理的遷移(トランジション)

  人は「移動中」に感情が動きやすい生き物です。
   電車で泣きそうになる
   車の運転中に思い出が蘇る
   夜行バスで急に人生を考える
   飛行機はその極端な例で、
  “地上の自分”から“空の自分”へ移行する瞬間に、心の境界がゆるむのです。

◆神ながらの道(霊的構造)から見た説明

1. 高度による波形の希薄化

  地上では、人は常に
   土地の気(地場)
   人々の思念
   歴史の残留思念
   共同体の波形
  に包まれています。
  しかし高度1万メートルでは、これらの“地上の波”から切り離される。

  すると何が起きるか?
   → 自分自身の波形がむき出しになる。
   → 外部の波で“押さえられていた感情”が浮上する。
  これは、瞑想や断食で起きる現象と似ています。

2. 畏れの原型波形が立ち上がる

  高度1万メートルは、人間が本来立ち入らない領域です。
  日本的霊性では、
  「人の領域を超える場所に行くと、畏れの波形が立ち上がる」という構造があります。

  畏れ=恐怖ではなく、
  自分の小ささ
  生の有限性
  大いなるものへの感応
  “生かされている”という感覚
  こうした波形が揺らぎとして現れ、涙になる。

3. 思念層の浮上

  地上では、強い外部波形(仕事・人間関係・社会)が、個人の思念層を押し沈めています。
  しかし空ではそれが消えるため、
   残留思念
   未処理の感情
   因縁の回路
   忘れていた“本心”
  が浮上しやすくなる。涙はその「出口」です。

4. “地上の自分”から切り離されることで、魂が素の波形に戻る

  飛行機は、霊的には「遷移の場」です。
   地上の役割
   仕事の人格
   家族の中の自分
  社会的仮面
  これらが一時的に剥がれ、“魂の素の波形”が表に出る。
  素の波形は、本来「柔らかく、涙に近い」。
  だから泣きたくなる。

◆まとめ(心理学 × 神ながらの道)

  飛行機では気圧と孤立環境で感情の抑制が弱まる   移動中は心が“遷移モード”に入りやすい   高度では地上の波形から切り離され、内面が露出する   畏れの原型波形が立ち上がり、涙として現れる   つまり、   飛行機で涙が出そうになるのは、心と魂が“素の状態”に戻る瞬間なのです。

 どちらの説明もお気に召しませんか?どちらも似たような事を言ってるように聞こえませんか。個人的には、理屈が過ぎるのような気もしますが。

 もう少し素直に、日常と異なる環境で、心も魂も感傷的になりやすく、そこに泣き虫の精霊がよってくるのだと思うのですが。そうです、この高度は、泣き虫の精霊の通り道なのです。泣き虫の精霊とは、ぬいぐるみを少し脱いで素の魂が現れた状態のことです。ですから、人によっては、凶暴な素が顔を出す人もいることでしょう。あなたは如何ですか?

注意:ここで述べられていることは、一つの考え方に過ぎません。特定の宗教・霊的世界観に基づくものでもありません。こんな風に考える事も出来ませんか、と言うことです。惑わされることなく、ご自身の考えを深めてください。その際に何らかの参考になればよいのです。